[無料CMS] Drupal 8 信頼の置けるホストの設定方法

CMS関連

Drupalをインストールして日本語化するところまでは何とか出来ましたが、どうやらまだエラーと警告が残っているのでその対応をする必要がありそうです。

そんなわけで、当エントリーはDrupal 8の信頼の置けるホストの設定方法の紹介になります。尚、Drupal 8の日本語化に関してはこちらのエントリーが参考になれば幸いです。

エラー内容の確認と対応方法

とりあえず環境設定を開いてみると「稼働中のDrupalで多少の問題点が検出されました。」とあります。多少の問題点ってなんやねん…という感じですがまぁ細かい事はいいでしょう、サイトの状態の部分がリンクになっているのでクリックしてみます。

Drupal 8 稼働中のDrupalで多少の問題点あり

エラー1、警告1となっているのでまずはエラーの方から対応していきたいと思います。

Drupal 8 サイトの状態 エラー1 警告1

信頼の置けるホストの設定

下の方にスクロールしてエラーの内容を見てみると…

Drupal 8 エラー 信頼の置けるホストの設定

「信頼の置けるホスト」というのは私もうまく説明出来ませんが(ダメダメです…)とりあえずDrupalをインストールしたドメインを設定しておけばいいようなので、まずは以下の場所にあるファイルを探すところから始めるとしましょう。

Drupalのインストールディレクトリ
 └ sites
    └ default
       └ settings.php

このsettings.phpというファイルを編集するわけですが、現在の状態ではパーミッションの関係でファイルを編集する事が出来ません、そこで作業に入る前にファイルに書き込み出来るようパーミッションを変更する必要があります。

パーミッションの変更

パーミッションの変更はファイルマネージャー、またはFTPクライアントを利用して行います。作業のポイントとしてはsettings.phpそのものだけでなく、その上のdefaultフォルダのパーミッションも変更しなければならない事に注意して下さいね?

パーミッションの変更
defaultフォルダ(555 → 755)
settings.php(444 → 644)
私の場合はcPanelの自動インストールを利用したのでパーミッションはこの値になっていましたが、インストール方法によって微妙に違う可能性があります。

settings.phpの編集が出来るように一時的にパーミッションを変更するだけなので、必ずしもこの通りでなくても構いません。

settings.phpの編集

settings.phpを開くと696行辺りからTrusted host configurationという見出しで、その説明と記述例があるのでひと通り目を通しておくとよろしいかと思います。

信頼の置けるホストの設定
$settings['trusted_host_patterns'] = [
  '^www\.example\.com$',
];

wwwの有り無しや複数のドメインを設定したい場合はこんな感じで。

信頼の置けるホストの設定(複数指定)
$settings['trusted_host_patterns'] = [
  '^example\.com$',
  '^.+\.example\.com$',
  '^example\.org$',
  '^.+\.example\.org$',
];

私がDrupalをインストールした確認用サイトを例にすると、www無しで

信頼の置けるホストの設定のサンプル
$settings['trusted_host_patterns'] = [
  '^demo\.unlimitedchaos\.net$',
];

こんな感じにしてみました。

問題はこれをどこに挿入するかですが、コメントの途中にムリにツッコむとコメントの一部になってしまったり、思いがけない場所でコメントが切れてしまう可能性があるので、このTrusted host configurationについて書かれたコメント部分の終了後がいいように思います、私の場合は731行目でした。

信頼の置けるホストの設定を確認

settings.phpの編集が済んだら、Drupalのサイトの状態画面を開いたままならリロードで、違う画面に切り替えていた場合はメニューのレポート > サイトの状態を開きます。

Drupal 8 エラー 信頼の置けるホストの設定が成功した場合

画像のようにエラーが消えていればOKです。確認が済んだら先ほど変更したパーミッションを忘れない内に元に戻しておきましょう。

defaultフォルダに関しては元に戻そうとしたら555になっていたような気がしますが、一応確認だけはしておいた方がいいでしょう。

ちなみにsettings.phpの編集に失敗していると、真っ白画面にこのメッセージが出ます…

Drupal 8 エラー 信頼の置けるホストの設定 失敗の巻

DRUPALコアの更新状況

次にこれは出ていない方もみえるかもしれませんが、私の場合はインストール直後からずっと出たままだった警告も対応しておきたいと思います。

Drupal 8 警告 DRUPALコアの更新状況

何だか全然大した事の無い警告でホっとしました…とは言え、なぜアップデートの確認に失敗したのか原因がわかっていないのでまたどこかで出てくる可能性はありますが、とりあえず今回は手動で確認する事にしましょう。利用可能なアップデートをクリックします。

手動で確認をクリックします。

Drupal 8 利用可能なアップデート

確認出来ました、全てのプロジェクトは最新という事でアップデートは無いようです。

Drupal 8 利用可能なアップデート 確認成功

それでは再びサイトの状態画面を開いてみます。

Drupal 8 サイトの状態 エラー・警告無し

はい、エラーも警告も消えてスッキリしましたね?

Drupalの信頼の置けるホストの設定方法でした

ようやくこれでDrupalを使う準備が整ったという感じですが、正直何から手をつけたらいいのやら…といったところです。実際WordPressと違ってテーマやプラグインを探すのも一苦労ですし、ちょっと触ってみてこれはダメだとすぐに投げてしまいそうな気配も濃厚ですが、出来る範囲で少しずつ触っていこうかなと思っています。