WordPress 5.0のGutenbergが日本語化されない場合の暫定対応

2018/12/12WordPress本体

Gutenberg エディタ画面

当サイトではもうしばらく様子を見る事にしたWordPress 5.0とGutenbergですが、いつまでも更新しないわけにもいかないだろうとテスト用のサイトにWordPress 5.0をインストールしてみたところ、なんか様子がヘンです…

投稿の編集画面が部分的、と言うよりほとんど日本語化されていません。普通に考えたらGutenbergの影響でしょうねこれは。このままでも全く意味がわからないことは無いですが、中途半端な状態は見ていてあまり気持ちのいいものでは無いので、とりあえず何とかする方法は無いか調べてみました。

WordPress 5.0.2のアップデートでこの現象が解消される事を確認しました。既に5.0.2にアップデート済で当エントリーの方法を試されていた方は、お手数ですがプラグインのGutenbergを削除していただいても大丈夫です。

Gutenbergが日本語化されない

最初はおま環かな?と思いましたが、ググってみるとどうも自分だけでは無いようなので何かしら原因があるんだろうと、いくつかのサーバーでWordPressを新規インストールまたはアップデートして比較してみました。だいたい見当はついていたのでその確認だけのつもりでしたが、更に訳がわからない結果に…

正しく日本語化された投稿画面とそうでない画面がこちらです。

「Hello World!」が日本語なのと英語なのは後ほど説明していますが、日本語化されていない投稿画面の方もダッシュボードは普通に日本語化された状態です。

そんなわけで、ここ2~3日ほど時間をかけて思いつく事は全て試してみましたが、原因がさっぱり特定出来なくて「なんじゃそりゃー」と言われそうな暫定対応でお茶を濁す事になりますので、この先を読まれる方はその点をご了承の上でお願いしますね?

暫定的な対応方法

一応、私なりに全力で考えてはみたので怒らないで聞いていただきたいですが、この状態を何とかする方法はプラグインのGutenbergをインストールする事です…

WordPressに標準エディタとして組み込まれてるのにわざわざプラグインをインストールするとか意味わかんないんですけど?と思うでしょうが、今のところそれ以外に方法が見つかりませんでした。

問題が解決した後はアンインストールすれば済む話なので、今どうしても日本語化したいと言う方は微妙に釈然としないとは思いますが、よろしければお試し下さい。

サーバーによる違い?

私が現在利用しているサーバーで確認した結果はこんな感じでした。

  • mixhost(自動インストール) 日本語化×
  • mixhost(日本語版を手動インストール) 日本語化×
  • xdomain(WordPressサーバー) 日本語化○
  • xdomain(PHP・MySQLサーバー) 日本語化×
  • スターサーバー(フリーWP) 日本語化○
XdomainのPHP・MySQLサーバーでは更にクラシックブロックがエラーで使えないというおまけつきでした。と言うか、WordPress 5.0にはプラグインのWP Multibyte Patchは含まれなくなくなったんですねぇ。

日本語版じゃないのが原因?

結果的にはそれが原因では無かったようですが、cPanelのSoftaculous Apps Installerを利用してWordPressをインストールした場合、日本語版ではなく英語版に日本語の言語ファイルのみ適用したバージョンのWordPressがインストールされるのでそれが原因ではないかと疑っていました。

Hello World!の本文が日本語だった場合は日本語版として用意されたパッケージからインストールされたという事になります。

その場合、mixhostに限らずcPanelを採用しているサーバーは全て同じ結果になると思われますが、念の為に手動でmixhostにWordPressの日本語版をインストールしても結果は同じだった事からどうやら見当違いだったようです。

手動で日本語版をインストールしても後でダッシュボードから日本語版を上書きインストールしても、何れにせよGutenbergに関する翻訳はWordPress本体の翻訳ファイルに含まれていたので、この状態でなぜ正しく翻訳されないのかさっぱり訳がわかりません…

ちなみにWordPress本体の翻訳ファイルは以下の場所にあります。

/wp-content/languages/ja.mo(こちらが実際に使用される方)
/wp-content/languages/ja.po(このファイルを編集してコンパイル)

バージョンアップで直る可能性に期待

結局この件は自分で解決出来なかったので、バージョンアップで修正される事に期待するしか無いかなといったところです…面目ない。

それにしてもいきなりここまでインターフェースが極端に変わってしまうとすぐに順応出来なくても仕方が無いですし、これからWordPressを始めようという方には敷居が高くなったと言いますか、私としても勧めにくくなったと感じています。

ブロック単位での編集という考え方は悪くないと思います。投稿中にウィジェットを使えるようになるのもデザインの幅が広がっていいでしょう。しかし、画像や段落といった要素毎にブロックを作る必要は無いんじゃないの?とも思うんですよね。それでもいつかは乗り換えなきゃいけないだろうから今の内から慣れておくつもりではいますけど。

Gutenbergに慣れるまではやはり作業効率が落ちるでしょうし、テーマやプラグインにも影響が出る事は火を見るより明らかなので、テスト用のサイト以外ではまだしばらく様子見を継続する予定です。まぁ元から記事書くのは遅いですが、それはまた別の話で…