DeepL翻訳アプリが便利すぎて手放せない件
海外のフォーラムをチェックしている時やUIが日本語化されていないアプリで各項目の意味を調べたいような場合にそれまではGoogle翻訳とみらい翻訳を併用していましたが、ある時このDeepL翻訳アプリの存在に気付いてインストールしてみたらこれがもうホントに無料でいいんですか?ってくらい便利で私の必須アプリとなりました。
そんなわけで当エントリーではそのDeepL翻訳アプリの布教も兼ねて簡単な使い方を紹介したいと思います。
DeepL翻訳アプリのダウンロード
WindowsとMac版のダウンロードはこちらから、iOS版のリンクもあります。
ブラウザ上でテキストをコピペして利用する場合はこちらのページから。
Android版のアプリもあります。
Chromeの拡張機能(β版)もあるらしいですがこちらは利用した事が無いので詳細は不明です。
てかChromeだとみらい翻訳の拡張機能もあるんですね、そろそろFirefoxから乗り換え時かなぁ…
パーソナルユースなら無料版で十分
翻訳を生業としている方やヘヴィユーザーだと少々物足りなく感じるかもしれませんが、ごく一般的な使い方であれば機能的に無料版で十分だと思います。
無料版の制限
DeepL翻訳アプリの無料版には以下の制限があります。
- 一度に翻訳可能なテキストの文字数上限が5,000
これは何回かに分けて翻訳すれば問題無しという事で。 - 1ヶ月に3ファイルまで
これはワードやパワポ、PDFの文書をまるっと翻訳する場合の話です。 - ファイルサイズは最大5MB
- 翻訳したファイルの編集は不可
プロテクトがかかるので自分で編集すればよくね?とはいきまません…ぐぬぬ。 - 用語集1個、登録数は10ペア
私の場合はファイルで翻訳する事がまずありませんし、用語集というのも使った事がないのでそれってマイ辞書みたいなものなの?という感じですが、制限に関しては全く問題ナッシンです。
翻訳は26言語対応
テキストの翻訳は26言語に対応とありますが
日本語、英語、イタリア語、エストニア語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語、スロバキア語、スロベニア語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、ハンガリー語、フィンランド語、フランス語、ブルガリア語、ポーランド語、ポルトガル語、ラトビア語、リトアニア語、ルーマニア語、ロシア語、中国語
…って24しか無くね?と思ったら英語がアメリカとイギリス、ポルトガル語が無印(ゲームじゃないんだから)とブラジルで26言語という事らしいです。
ショートカットと各翻訳機能の違い
ショートカットは右上の ハンバーガーメニューを開いて任意に設定可能ですが、ここではデフォルトの設定で機能の違いについて見てみたいと思います。
ショートカットはDeepL翻訳アプリが起動されていないと反応しません。普段はタスクバーにいる状態です。
DeepLのアプリを開いてテキストを翻訳する
まずは一番基本的な使い方から。ブラウザやテキストエディタから翻訳したい文章をガーっとドラッグで選択した状態で Ctrl を押したままカカっと C を2回押します。
すると、こんな感じで原文と翻訳後の文章がウィンドウ表示されます。
左側の原文枠はこの状態からテキストをコピペしたり文章を修正してもOKです。
別のアプリケーション内でテキストを直接翻訳して表示する
これはショートカットキーを押しても反応しないアプリがあったり、アプリ内でテキストが選択不可な場合は使用出来ませんが一応。
例えばこれはWACUPというミュージックプレイヤーの設定画面ですが(結局Winampどうなってんの…)ここで翻訳したい範囲をにゅーっとドラッグで選択して Ctrl + F9 で翻訳結果がポップアップ表示されます。
挿入と置き換え ってそんなリソースハッカーみたいな事出来るのん?と思いましたがさすがにそれはムリでした…テキストエディタ上だと普通に置換出来るので、文章を翻訳しながら置き換えていくような場合にはこの方法が適していると思います。
画面上のテキスト取り込み
この機能を利用するとOCR的な感じで選択範囲を読み取ってくれるのでアプリのGUIや画像のようにテキストを選択出来ない対象に有効ですが、アプリによってはショートカットが反応しない場合もあるのが難点です。
とりあえず Ctrl + F8 でこの表示が出ればオッケーという事で、カーソルが + になるので翻訳したい範囲をブワっと選択すると翻訳結果がウィンドウ表示されます。
スクショではなぜかカーソルの形が通常タイプですが実際はクロスです、念の為。
フォントやサイズなどの影響もあると思いますが、テキストが正しく読み取れなかった場合は文章を手直しする必要があります。
スペルミスや単語間のスペースなどを修正するのはもちろんですが、なぜか同じ訳が繰り返されてたりする場合はムダな改行や括弧・句読点などを調整すると直る事が多いように思います。
私としては決して精度は悪くないと思いますし、全て手打ちする事を思えば許容出来るレベルかな?といったところですがどうでしょう。
ドキュメントの翻訳
私が普段使ってない機能ですがWordやPowerPoint、PDF形式の文書を翻訳してくれる機能もあります。DeepL翻訳アプリのウィンドウに対応するフォーマットの文書をD&D(ドラッグ&ドロップ)して 日本語に翻訳 をクリックすると同一のフォーマットで翻訳後の文書ファイルを作成してくれます。
ちなみにこんな感じのヘッダーが埋め込まれるようです。
無料版の制限のところでも書きましたが、翻訳後のファイルにはプロテクトがかかるので無料版では編集出来ません。
Google翻訳やみらい翻訳と併用で
私の使い方としましては、ざっくりとでいいからある程度そのページに書いてある内容を知りたい場合はページ全体をGoogle翻訳、なるべく正確に意味を調べたい場合はポイントを絞ってDeepL翻訳という感じで使い分けています。文章によってはGoogle翻訳の方がしっくり来る場合もあるのでどちらを採用するかは臨機応変という事になりますが、どちらにしようか迷った場合は更にみらい翻訳の結果も突き合わせて判断する事もあります。
何れにしてもこのDeepL翻訳アプリ、翻訳が必要な時だけブラウザからやればいいんじゃね?という話もあるでしょうけど、使用頻度がそこそこ多い方ならインストールする価値はあると思いますのでぜひ一度お試しを。
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