mixhostにMovable Type 7 ベータ 3をインストールしてみた
Movable Type 7 ベータ 3が4/4にリリースされましたが、正式リリースの予定が5月のゴールデンウィーク明けという事を考えると、恐らくこれが最後のベータ版になるのではないかと予想されます。
そこで、そのMovable Type 7 ベータ3を現在利用中のサーバーmixhostに手動でインストールしてみたので、その手順などについて書いてみようと思います。
最新バージョンのMovable Type 7 r4601を当エントリーの方法でインストールしようとしたところ、データベースの選択肢がSQLiteしか出なくなってました…Perlのモジュールをインストールしても認識してくれません。Perlのパスは/usr/bin/perlで合ってるはずなんですけどねぃ…原因と対策は追って調べたいと思いますが、取り急ぎ報告までという事でひとつ。
cPanelの簡単インストールは使用しません
これはベータ版だから利用出来ないという事もありますが、実はそれ以前にcPanelからインストール出来るMovable Typeは5.2.13とバージョンが古い上、既にサポートが終了しているんですよね。
これはMovable Typeの個人無償ライセンスの制限による為だと思いますが、何れにしてもこれからMovable Typeの使い方を覚えるのにわざわざ古いバージョン、しかもサポートが終了しているものをインストールしても仕方が無いという事で以前からMovable Typeに興味はあったものの様子見している状態でした。
しかし最新バージョンの7がリリースされるとなれば話は違ってきます、自動インストールが使えないなら手動でやればいいじゃない!という事で、この機会にmixhostへの手動インストールに挑戦してみる事にしました。
Movable Type 7 ベータ 3のダウンロード
Movable Type公式サイト 開発中バージョンのページからダウンロード出来ます。個人無償ライセンスと違ってベータ版のダウンロードにはメールアドレスは必要ありません。
インストールの前準備
THK Analyticsをインストールした時もそうでしたが、ウィザード的なインストーラが用意されている場合、実は前準備の方が重要でインストール自体は入力項目を埋めていくだけで簡単に出来ちゃったりする事が多く、今回のMovable Typeもまさにそのパターンです。
cPanelのファイルマネージャーを利用します
mixhostへのインストールという事で例によってcPanelのファイルマネージャーを利用していますが、当エントリーではファイルマネージャーの操作に関して細かく説明していませんので、ファイルマネージャーの使い方に関してはこちらのエントリーが参考になれば幸いです。
インストールディレクトリについて
公式マニュアル(現行バージョンの6ですが)を参考にこんな感じにしてみました。
ドメインのドキュメントルート └ ウェブサイト用のディレクトリ(公開用URLになる) └ アプリケーション用ディレクトリ(管理画面のURLになる)
主な作業と手順
mixhostの管理画面からファイルマネージャーを起動して(ショートカットから起動出来るのでcPanelにはログインしなくてOK)以下の手順で作業を進めます。
- ドキュメントルートに新規フォルダ(ウェブサイト用のディレクトリ)を作成
- インストールするMovable Typeの公開用URLになります
- 作成したフォルダにMT-7.0b3.zipをアップロード
- アップロード後は を忘れずに
- MT-7.0b3.zipを展開
- か右クリック > で
- 展開して出来たフォルダ(アプリケーション用ディレクトリ)をリネーム
- 管理画面サインイン用のURLになります
- アップロードしたzipファイルを削除
- 別に作業が終わってからでもいいですが、一応
- 展開したフォルダ内のcgiファイルを全てパーミッション700に変更
- デフォルトが755なので実行は出来ますが、セキュリティ的に700の方が良いとか
MySQLの作成
SQLiteでも動作は可能なようですが、MySQLが推奨となってますし、せっかくMySQL数無制限のmixhostを利用しているわけですから、ここはやはりMySQLデータベースを作成してインストールしておいた方がよさそうですね?
という事で、MySQLデータベースの作成についてはこちらのエントリーを参照していただければと。
Movable Type 7 ベータ 3のインストール
先ほどと同様に現行バージョンの6の公式マニュアルですが、画面・内容共にほぼ同じだったので何か不明な点があればこちらも参照してみて下さい。
参考おまかせインストーラで Movable Type をインストールする
インストーラの起動
ブラウザから前準備で作成したアプリケーション用ディレクトリにアクセスすると、Movable Typeのサインイン画面が表示されるので をクリックします。
使用言語はデフォルトで日本語になっているのでそのまま
をクリックします。Movable Typeに必要なモジュールが揃っているかチェックしてくれますが、とりあえずインストールには問題が無いという事で今回は
をクリックして先に進みます。データベース設定
前準備で作成しておいたMySQLデータベースの情報を入力して
をクリックします。この画面になったら
をクリックします。メール設定
Sendmailの方が設定が簡単だったんでとりあえずそうしてみました。Sendmailのパスはmixhost公式ヘルプセンターのマニュアルに記載されていたパスをそのままコピペでいけます。
Movable Type構成ウィザードからのテスト送信というタイトルのメールが届きます。テスト結果がOKかテスト不要なら をクリックします。
するとテストに使用したアドレスに以上で構成ファイルの設定は完了です、
をクリックしてアカウントの作成に進みます。アカウントの作成
システム管理者のアカウントを作成します。さすがに入力に迷うような項目は無いですよね?
項目を全て入力したら
をクリックします。最初のウェブサイトを作成
この最初のウェブサイトについてですが、現行バージョンのマニュアルから引用しますと
Movable Type 6 では、複数のブログやウェブページを包括的に管理できるウェブサイト管理機能を利用しています。ここで作成されるのは「最初のブログ」ではなく、その親となる「最初のウェブサイト」であることに注意してください。
WordPressで言うマルチサイト(WPMU)的な感じでしょうか?私もこれからMovable Typeを学ぼうという身ですんでぶっちゃけその辺りはまだよくわかってませんが、とりあえず今はインストールに専念して先に進む事にします。
なぜここだけ翻訳が中途半端なんだろう…と思いつつ全ての項目を入力して
をクリックでようやくMovable Typeがインストールされます。無事にインストールが完了するとこの画面になるので
をクリックしてダッシュボードにサインインします。インストールの確認
Movable Typeのダッシュボードにサインイン出来ました。この時点でインストールの確認は出来た事になると思いますが、せっかくなので実際にMovable Typeのサイトを表示するところまで進めてみたいと思います。
それではダッシュボード中央のサイト名の下にあるURLをクリックして表示してみますよ?
ほらね?ご覧の有様ですよ…
ぐぬぬ…どうも再構築とやらが必要なようです。気を取り直してダッシュボード左側のメニュー一番上にある
をクリックしてみます。別タブが開くのでそのまま
をクリック。再構築が完了したら
で今度こそ…コンテンツは一切作成していないのでまんまデフォルトの状態ですが、サイト表示も確認したという事で今回はここまででインストールの確認もOKとしたいと思います。
Movable Type 7 ベータ 3のインストール完了
最近のCMSにはこのようなインストーラが用意されている場合が多いので、MySQLデータベースさえ作成出来ればcPanelの自動インストールが利用出来なくてもそこまで苦労する事は無いように思います。
まぁ使えればめっさ楽なんで使えるにこした事は無いんですけどね?
実はこの後、少しだけMovable Typeをイジってみましたが、使い方はさっぱりわからないわ再構築でエラーは出るわでWordPressと同程度に使えるようになるにはかなり勉強が必要な気がしました…
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません